勃起の仕組みを徹底解説!EDの悩みを解決する第一歩
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このコラムのポイント
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勃起は脳→神経→血管の連携で起こる
EDの原因は器質性・心因性・混合型・薬剤性の4種
ED治療薬はcGMP分解を阻害し勃起をサポート
「勃起ってどうして起こるの?」「なぜ硬くなったり、元に戻ったりするの?」男性なら誰もが体験する自然な現象でありながら、その詳しい仕組みについて正確に知っている人は意外と少ないのではないでしょうか。
この記事では、勃起が起こる4つのステップを分かりやすく解説するとともに、EDの主な原因と治療法についても詳しく紹介します。
「勃起」ってどういう仕組み?解剖学的にわかりやすく解説
「勃起」は、男性の体にとってごく自然な生理現象ですが、その仕組みは意外と知られていません。なぜ硬くなったり、元に戻ったりするのでしょうか。ここでは、勃起が起こるメカニズムを、体の構造(解剖学)に沿って、できるだけ分かりやすく解説します。

男性の陰茎には、3つの海綿体(スポンジのようなもの)があります。具体的には、勃起の主役となる陰茎海綿体が左右一対、そして尿道を取り囲む尿道海綿体が存在します。
陰茎の主要な海綿体構造
勃起の主役となる、2本の太い海綿体です。これが血液で満たされることで、陰茎は硬く、大きくなります。
尿道を取り囲む海綿体です。
これらの海綿体には、血液を送り込むための「動脈」と、血液を運び出すための「静脈」がつながっています。普段は海綿体にある筋肉が収縮して血液は流入しにくくなっていますが、筋肉が弛緩することで、血液が流入しやすくなります。
勃起が起こる4つのステップ
勃起は、単なる物理的な現象ではなく、「脳からの指令」→「神経」→「血管」という連携プレーによって引き起こされます。水の入った風船に例えながら、4つのステップを見ていきましょう。
性的興奮を感じると、脳(中枢神経)が「勃起せよ」という指令を出します。この指令は、背骨を通る神経(副交感神経)を通じて、陰茎に伝わります。
脳からの指令を受け取った陰茎の神経の末端から、「NO(一酸化窒素)」という物質が放出されます。このNOが引き金となり、血管を広げるための重要な伝達物質「cGMP」が作られます。
この「cGMP」こそが、陰茎の動脈や海綿体に対して「緩んで広がりなさい」という「GOサイン」を出す役割を担っています。
「GOサイン」が出ると、普段は収縮して血液の流入を制限していた海綿体の中の筋肉(平滑筋)と、陰茎につながる動脈の筋肉が緩み、血管が大きく広がります。これにより、これまで制限されていた血液が、ダムの放流のように一気に海綿体へと流れ込みます。
スポンジ状の海綿体は、この血液でパンパンに満たされ、大きく膨張します。これが、陰茎が太く、長くなる仕組みです。
風船に勢いよく水を注ぎ込み、膨らませるイメージ
海綿体がパンパンに膨らむと、その圧力で、血液を運び出す「静脈」が押しつぶされます。これにより、血液の出口にフタがされた状態になり、海綿体から血液が流れ出なくなります。
血液が閉じ込められることで、海綿体内部の圧力(内圧)が高まり、陰茎は硬い状態を維持できるのです。
膨らんだ水風船の口をしっかり結び、水が漏れないようにするイメージ
勃起がおさまる仕組みは?
性的興奮がおさまると、「PDE5」という酵素が、「GOサイン」を出していた伝達物質「cGMP」を分解し始めます。
「GOサイン」がなくなると、緩んでいた海綿体や動脈の筋肉は再び収縮し、海綿体への血液の流入が減少します。同時に、押しつぶされていた静脈が元に戻り、海綿体に溜まっていた血液が流れ出していきます。こうして、陰茎は元の柔らかい状態(弛緩状態)に戻るのです。
ちなみに、バイアグラやシアリスといったED治療薬は、この「PDE5」の働きを邪魔することで、「GOサイン」であるcGMPを長持ちさせ、勃起をサポートする仕組みになっています。
これってED?原因は主に4つ
「最近、勃起しにくくなった」「途中で萎えてしまう」といった悩みは、多くの男性が経験する可能性のある症状です。これはED(勃起不全)と呼ばれ、その原因は一つではありません。EDは、医学的に主に4つのタイプに分類され、複数の要因が絡み合っていることも少なくありません。
ご自身の状態を理解するため、まずはどのような原因があるのかを知ることが大切です。
原因1|器質性ED
体に何らかの物理的な問題があって起こるEDです。中高年(特に40代以降)のEDの主な原因とされています。これには、さらに細かい分類があります。
加齢や生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症など)によって動脈硬化が進み、陰茎の血管が細くなったり、弾力性が失われたりして、勃起に必要な血液が十分に流れ込まなくなる状態です。
脳からの勃起の指令を伝える神経が、糖尿病の合併症や、前立腺がん・直腸がんなどの手術、脊髄損傷などで傷ついてしまい、うまく信号が伝わらなくなる状態です。
男性の活力に関わるテストステロンの分泌が、加齢などによって低下し、性欲の減退とともに勃起力が弱くなる状態です。
原因2|心因性ED
精神的・心理的なストレスが原因で起こるEDです。特に、身体的には問題のない若い世代(20代〜30代)に多く見られます。
- 過去の性行為での失敗体験(トラウマ)
- 「また失敗したらどうしよう」という強い不安(パフォーマンス不安)
- 仕事や家庭でのストレス、うつ状態
- パートナーとの関係性の問題
などが引き金となります。マスターベーションは問題なくできるのに、パートナーとの性行為の時だけ勃起しない、といったケースが典型例です。
原因3|混合型ED
器質性EDと心因性ED、両方の要素が複雑に絡み合っているタイプです。年齢が上がるにつれて、この混合型EDの割合が増えていきます。
例えば、加齢によって少し勃起力が落ちてきた(器質性)ところに、一度失敗した経験が重なり、「次もダメかもしれない」という不安(心因性)が加わることで、さらに症状が悪化してしまう、といった悪循環に陥るケースがこれにあたります。
原因4|薬剤性ED
服用している薬の副作用として起こるEDです。年齢に関係なく、原因となる薬を服用していれば誰にでも起こる可能性があります。
原因となりうる薬には、一部の降圧薬(血圧を下げる薬)や精神安定剤、抗うつ薬、前立腺がんや前立腺肥大症の治療薬や胃薬などがあります。
もし、何か新しい薬を飲み始めてからEDの症状が現れた場合は、この薬剤性EDの可能性が考えられます。自己判断で薬を中断せず、必ず処方した医師に相談してください。
ED治療ならメンズヘルス専門のDクリニックがおすすめ

ED(勃起不全)の悩みは非常にデリケートであり、どのクリニックを選べばよいか迷う方も少なくありません。そんな中、豊富な実績と患者に寄り添う姿勢で高い評価を得ているのが、男性の健康(メンズヘルス)に特化した「Dクリニック」です。
ここでは、ED治療においてDクリニックが選ばれる理由について、その特徴やメリットを詳しく解説します。
理由1|専門性の高い診療体制と丁寧なカウンセリング
Dクリニックは、長年にわたりED治療をはじめとする男性の悩みに向き合ってきた、専門クリニックとしての豊富な実績があります。
経験豊かな医師が、一人ひとりの症状や健康状態、ライフスタイルを詳しくヒアリングし、EDの根本原因を探った上で、最適な治療法を提案してくれます。「薬を処方して終わり」ではなく、なぜEDが起きているのかを一緒に考え、根本からの改善を目指せるのが大きな強みです。
理由2|明確な料金設定と安心の正規薬処方
Dクリニックでは、診察料や薬代が公式ウェブサイトなどで明確に提示されています。シアリスやバイアグラなどの先発医薬品だけでなく、経済的負担を軽減できるジェネリック医薬品も選択可能です。Dクリニックでは、以下の料金でED治療薬を処方しています。
薬剤名 | 用量 | 料金 |
---|---|---|
バイアグラ | 50mg | 1,500円/1錠 |
ODフィルム50mg | 1,000円/1錠 | |
レビトラジェネリック | 10mg | 1,400円/1錠 |
20mg | 1,600円/1錠 | |
シアリス | 10mg | 1,500円/1錠 |
20mg | 1,700円/1錠 | |
シアリスジェネリック | 10mg | 1,300円/1錠 |
20mg | 1,400円/1錠 |
初診料は3,000円
料金はすべて税抜価格
処方されるのはすべて国内で承認された正規品です。インターネット通販などで問題となる偽造薬や粗悪品のリスクが一切なく、安全性が保証された治療を受けられる点は、最大の安心材料と言えるでしょう。
まとめ
勃起は、脳からの興奮信号が神経を通じて陰茎に伝わり、血管拡張物質cGMPの働きで海綿体に血液が流入することで起こる複雑な生理現象です。このメカニズムが何らかの原因で阻害されると、EDとなってしまいます。
EDの原因は、血管や神経の問題による器質性ED、ストレスや不安による心因性ED、両方が組み合わさった混合型ED、薬の副作用による薬剤性EDの4つに分類されます。年齢や生活環境によって原因は異なるため、適切な診断と治療が重要です。
シアリスなどのED治療薬は、cGMPを分解するPDE5酵素の働きを阻害することで勃起をサポートします。現在、これらの薬は医師の処方が必要ですが、Dクリニックでは専門医による丁寧な診察と正規品の処方、明確な料金設定で安心してED治療を受けられます。
EDにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。