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バリフの効果は?通販は危険?レビトラとの違いは?

このコラムのポイント

  • バリフはレビトラ(バルデナフィル)のコピー薬で、日本では承認されていない。表示の20mgは国内で認められている範囲内だが、製品そのものは日本の審査を受けていない

  • バルデナフィルは抗HIV薬・抗真菌薬・抗不整脈薬との併用に制限があり、硝酸薬とは併用できない

  • 先発レビトラは国内販売が終了しているが、同じ成分のバルデナフィル錠は処方を受けられる。10mg 1,540円・20mg 1,760円

バリフ(VALIF)は、インドの製薬会社が製造しているとされるED治療薬で、レビトラと同じバルデナフィルを含むとされています。日本では医薬品として承認されておらず、手に入れる方法は海外からの個人輸入だけです。レビトラの後発品として紹介されることもありますが、国の審査を受けた国内の後発医薬品とは別物です。

この記事では、バリフの成分と効き方、通販サイトの実態、副作用と一緒に飲めない薬、同じ成分を国内の処方で受け取る方法を紹介します。

バリフは日本では承認されていない

バルデナフィルを手に入れる2つの道。個人輸入のバリフは日本の審査がなく救済制度の対象外、医療機関のバルデナフィル錠は日本の審査があり10mg 1,540円・20mg 1,760円

日本で医薬品を売るには、品質・有効性・安全性の審査を受けて国の承認を得る必要があります。バリフはこの承認を受けていません。国内の薬局にも医療機関にも置かれていません。

検索して上位に出てくる「通販」「最安値」のサイトは、海外からの個人輸入代行です。

バリフはレビトラのコピー薬として出回っている

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お悩み男性

バリフは何の薬のジェネリックなんですか。
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編集部

レビトラ(有効成分バルデナフィル)のコピー薬として広まったものです。ただし国内の後発医薬品とは違い、日本の審査は受けていません。

バリフ(VALIF)は、インドのアジャンタファーマ社が製造しているとされる錠剤です。レビトラ(有効成分バルデナフィル)のコピー薬として広まりました。正規のジェネリックとは成り立ちが違います。

正規の後発医薬品は、先発と有効成分・量・血中濃度の動きが同等であることを国の審査で確認してから承認されます。バリフはこの審査を受けていないため、表示どおりの成分が表示どおりの量だけ入っているかを確かめる仕組みがありません。

20mgと表示されたオレンジ色の錠剤、水なしで飲めるゼリータイプ(バリフオーラルゼリー)が出回っています。

バリフの基本情報

項目内容
製造元とされる会社アジャンタファーマ(インド)
含まれるとされる成分バルデナフィル(レビトラと同じ成分)
表示されている規格20mgが中心。オレンジ色の錠剤
剤型錠剤のほか、水なしで飲めるゼリータイプ(バリフオーラルゼリー)
日本での承認なし。医薬品として認められていない
国内の薬局・医療機関取り扱いなし
入手経路海外からの個人輸入のみ
成分量の確認公的に確かめる仕組みがない
副作用が出たとき医薬品副作用被害救済制度の対象外

バルデナフィルという成分の性質

バルデナフィルは水に溶けやすい性質があり、国内で承認されているED治療薬3種類のなかでは効きはじめが早い成分です。国内のバルデナフィル錠では、空腹時におよそ20〜30分で効きはじめ、血中濃度は約45分でいちばん高くなります。持続はおよそ5〜6時間です。

一方で食事の影響を受けやすいのが弱点で、脂っこい食事のあとでは吸収が落ちます。空腹に近い状態で飲むのが基本です。バリフも同じ成分を含むとされており、表示どおりの量であれば、効きはじめと持続はこれと同じ範囲になります。

「オーラルゼリー」でも中身は変わらない

バリフオーラルゼリーは味がついていて飲みやすいとされますが、変わるのは飲みやすさだけで、日本の審査を受けていない点は錠剤と同じです。

バリフの通販サイトは、個人輸入代行なので危険!

「バリフ 通販」で検索すると日本語のサイトが並びますが、日本で承認されていない医薬品を国内で販売することは認められていません。実態は、海外の業者から取り寄せる手続きの代行です。

サイトの表示実際のところ
国内発送・即日発送国内に在庫があっても、承認されていない医薬品は販売できない
正規品保証日本の審査を通ったという意味ではない
最安値・まとめ買いで割安安くても、品質が確認されているわけではない
レビトラのジェネリック国の審査を受けた国内の後発医薬品とは別物

自分で使う範囲での個人輸入そのものは、数量などの条件のもとで認められています。ただし厚生労働省は、個人輸入した医薬品について品質・有効性・安全性が確認されていないと注意を呼びかけています(医薬品等を海外から購入しようとされる方へ)。

バリフとレビトラの違いは、国の承認と品質の確認があるかどうか

バリフに含まれるとされるバルデナフィルは、国内でレビトラとして承認された成分です。成分は同じでも、バリフは日本の審査を受けていないため、製造の管理と成分量が公的に確認されていません。

 バリフレビトラ
(国内のバルデナフィル錠)
日本での承認なしあり
成分量の確認公的な確認の仕組みが無い承認審査で確認済み
入手経路個人輸入医師の診察と処方
併用薬のチェック自分で判断するしかない診察で確認する
副作用が出たとき救済制度の対象外相談先がある
Dクリニックの料金(税込)—10mg 1,540円/20mg 1,760円

※先発のレビトラは国内での販売が終了しています。同じ有効成分のバルデナフィル錠は処方を受けられます。くわしくはレビトラジェネリック「バルデナフィル錠」をご覧ください。

バリフ20mgの副作用と、併用してはいけない薬

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お悩み男性

レビトラが売っていないので、代わりに使ってもいいですか。
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編集部

その必要はありません。先発のレビトラは国内販売が終了していますが、同じ成分のバルデナフィル錠は処方を受けられます。

バリフは日本の審査を受けていないため、副作用の頻度を示したデータがありません。分かっているのは、含まれるとされるバルデナフィルという成分の性質です。

国内で承認されているバルデナフィル錠では、ほてり・頭痛・鼻づまり・動悸が報告されています。多くは薬が体から抜けるとともに治まります。

国内のバルデナフィル錠は体の状態を見て医師が量を決めます。バリフでは、表示どおりの量が入っている保証がないまま20mgを飲むことになります。

バルデナフィルは、併用に制限のある薬が他のED治療薬より多い成分です。

  1. 硝酸薬(ニトログリセリンなど)血圧が急に下がります。併用できません
  2. 抗HIV薬・一部の抗真菌薬血中濃度が上がりすぎます
  3. 一部の抗不整脈薬心臓への影響が重なります

持病で薬を飲んでいる方ほど、自己判断ではなく診察で確認する必要があります。

バリフが原因で亡くなったという公表報告は見当たらないが、利用は推奨できない

検索すると「死亡」を見出しにしたページが並びますが、バリフが原因で亡くなったと公表された報告は見当たりません。

はっきりしているのは、バルデナフィルを含むED治療薬は、硝酸薬と一緒に飲むと血圧が急に下がるということです(ED治療薬の添付文書 2. 禁忌)。狭心症でニトログリセリンを使っている方が知らずに併用すれば、深刻な事態になり得ます。診察を受けずに使うと、この併用に気づく機会がありません。

個人輸入したED治療薬の40.0%が偽造品でした。

製薬4社(2016年調査当時のファイザー、バイエル薬品、日本新薬、日本イーライリリー)が個人輸入代行サイトから購入したED治療薬を鑑定した2016年の調査では、70件中28件が偽造品と判定されています。成分がまったく入っていないもの、表示と違う成分が入っていたものが含まれます。

個人輸入で起きていること

  1. 中身が表示どおりとは限らない成分ゼロ、あるいは表示より多い成分が入っていた例が報告されています。
  2. 併用してはいけない薬を確認する人がいない硝酸薬との併用は命にかかわります。
  3. 救済制度の対象にならない医薬品副作用被害救済制度は個人輸入した薬には適用されません。
  4. EDの背景にある病気を見落とすEDは糖尿病・高血圧・動脈硬化の初期サインとして現れることがあります。
  5. 量の調整ができない効かない、効きすぎる、そのどちらでも相談する相手がいません。

バリフと同じ成分を期待するなら、Dクリニックのレビトラがおすすめ

バリフに含まれるとされるバルデナフィルは、Dクリニックでもレビトラのジェネリック(バルデナフィル錠)として処方しています。国の審査を受けた薬なので、成分量が表示どおりか、偽物ではないかを心配する必要がありません。国内で承認されたED治療薬3種類のなかでは効き始めが早く、20〜30分で効き始めます。

量は1回10mgから始め、10mgで足りず体が薬に耐えられていると医師が判断した場合に20mgまで増やせます(バルデナフィル錠 添付文書 6.)。診察で持病と飲んでいる薬を確かめたうえで処方します。

レビトラの箱と錠剤

Dクリニックのレビトラの処方料

薬処方料(税込)
バルデナフィル10mg
レビトラのジェネリック
1,540円/錠
バルデナフィル20mg
レビトラのジェネリック
1,760円/錠

※自由診療です。別途診察料3,300円(初診・再診とも)がかかります。先発のレビトラは国内での販売が終了しているため、ジェネリックの処方になります

レビトラを見る

Dクリニックでは、シアリスとバイアグラも処方しています。3剤の違いはED治療薬の比較で紹介しています。

DクリニックのED治療メニュー

Dクリニックでは、国内で承認されたED治療薬のほか、薬で足りないときの治療も受けられます。

※税込・自由診療。ほかに診察料3,300円がかかります。最新は料金ページをご覧ください。

よくある質問

バリフを買うこと自体は違法ですか

自分で使う範囲での個人輸入は、数量などの条件のもとで認められています。ただし、他人に譲る・売ることはできません。合法であっても、品質と安全性は国に確認されていません。

レビトラが売っていないので、代わりに使ってもいいですか

先発のレビトラは国内での販売が終了していますが、同じ有効成分のバルデナフィル錠は処方を受けられます。未承認の薬に切り替える必要はありません。

すでに飲んでしまいました

胸の痛み、強い頭痛、視覚の異常、4時間以上勃起が続くといった症状があれば、すぐに医療機関を受診してください。

診察で「バリフを飲んでいた」と言っても大丈夫ですか

正直に伝えてください。何をどのくらい飲んでいたかは、次の薬を決めるうえで必要な情報です。

出典・参考資料

※料金は2026年9月時点・税込・自由診療です。
※ファイザーのED治療薬事業はヴィアトリス製薬へ移管されています。2016年の調査は当時の社名で記載しています。