早漏改善におすすめの方法は?早漏防止治療薬や日常でできる予防法まで徹底解説 | Dクリニックメンズヘルス【公式】-ED・男性更年期治療・男性の健康専門外来

早漏改善におすすめの方法は?早漏防止治療薬や日常でできる予防法まで徹底解説

このコラムのポイント

  • 早漏は日本の成人男性約910万人が悩む問題で、特に20〜39歳の若い世代に多く見られる。

  • 早漏の改善方法には骨盤底筋トレーニング、スクイーズ法による訓練、ED治療薬、ダポキセチン(早漏治療薬)などがある。

  • 日常生活ではトリプトファンを含む食品摂取、骨盤底筋トレーニング、ストレス解消を心がけることで予防・改善できる可能性がある。

早漏は「意図せず早く射精してしまう状態」を指しますが、男性の性に関する悩みの中でも、特に相談しづらい問題の一つです。しかし、若い世代を中心に多いとされるこの悩みは、決して珍しいものではありません。

この記事では、早漏の主な原因や具体的な改善方法、日常生活でできる予防法まで、幅広く解説していきます。また、医療機関での治療法についても触れていきますので、早漏でお悩みの方はぜひ参考にしてください。

約910万人が悩んでいる「早漏」とは?主な3つの原因

早漏とは、意図せず早く射精してしまう状態のことです。なかなか人に相談しづらい悩みですが、日本の20歳以上の男性を対象に実施された性機能の実態に関する全国調査によると、「早漏で悩んでいますか」という質問に対しては「はい」が23.4%となり、日本人男性の人口にあてはめると約910万人が悩んでいることが分かりました。

(一般社団法人日本性機能学会の全国調査を元に編集部作成)

年齢別にみると20〜39歳が30%前後と高く、若い世代を中心に多い悩みだということが分かります。それ以降の年代では徐々に少なくなっているようです。

早漏は原因を理解し適切な対策を取ることで改善できる可能性があります。まずは早漏になってしまっている原因を突き止めて、それに応じた改善策を講じるのが良いでしょう。ここでは、早漏の主な原因として考えられる3つを紹介します。

過敏性早漏

過敏性早漏は、陰茎の感覚が過敏になっていることが原因で起こる早漏です。勃起や性的な刺激に対して敏感に反応し、射精までの時間をコントロールすることが難しくなります。軽い刺激で射精してしまったり、射精までの時間が極端に短い場合に該当することが多いです。この場合は、薬物療法や性行為のトレーニングが有効でしょう。

心因性早漏

心因性早漏は、精神的なストレスや不安、緊張などが原因で起こる早漏です。過去のトラウマやパートナーとの関係などが影響している場合もあります。

初めての性行為や新しいパートナーとの性行為で緊張してしまうなど、特定の状況下で早漏になりやすかったり、性交に対する意欲低下、勃起不全を伴う場合に該当することが多いです。改善には、カウンセリングや心理療法が効果的な場合があります。

衰弱性早漏

衰弱性早漏は、加齢や病気などによって身体機能が低下し、射精をコントロールする力が弱まることで起こる早漏です。加齢や体調不良、生活習慣の乱れなどが影響していると考えられています。

徐々に早漏が悪化していたり、40代以降の男性で勃起不全を伴う場合に該当することが多いです。加齢に伴い性機能が低下することは自然な現象ですが、生活習慣の改善によってある程度予防できる可能性があります。

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挿入時間の平均は11.2分!早漏を改善するための4つの方法

とある調査によると、実際の挿入時間の平均は11.2分、女性の理想の挿入時間の平均は9.7分でした。平均的な挿入時間より大幅に短い場合は、早漏である可能性があります。

ここでは、早漏の改善策として代表的な4つの方法とその詳細について解説します。

改善方法1|骨盤底筋トレーニング(ケーゲル体操)

骨盤底筋は、排尿や排便、性機能に関わる筋肉群です。この筋肉群を鍛えることで、射精のコントロールが向上し、早漏の改善に繋がると考えられています。

骨盤底筋群のトレーニングに最適なのが、ケーゲル体操です。肛門を締めたり緩めたりする運動で、場所を選ばずに実践できます。

<ゲーゲル体操の方法>

仰向けになり、膝を立てます。

息を吐きながら、肛門をキュッと締め、5秒間キープします。

息を吸いながら、ゆっくりと力を抜きます。

10回程度繰り返します。

ケーゲル体操は、毎日続けることが大切です。力を入れるときに、お腹やお尻に力が入らないように、骨盤底筋だけを意識しましょう。慣れてきたら、キープする時間を少しずつ長くしたり、回数を増やすようにすると効果的です。

改善方法2|スクイーズ法による訓練

スクイーズ法は、医学的に効果が認められている早漏改善のトレーニング方法です。訓練することで射精のコントロール力を高めることができます。

<スクイーズ法のやり方>

射精しそうになったら亀頭の付け根を親指と人差し指で約10~20秒程度圧迫します。

射精しそうな感覚が収まるまで圧迫を続け、その後再開します。

この動作を4~5回繰り返します。

圧迫する強さは、痛みを感じない程度の力加減が適切です。最初は弱めの圧迫から始め、徐々に力加減を調整していきましょう。また、パートナーと協力して行うことで、より効果的なトレーニングが可能です。

週に2~3回程度の頻度で3ヶ月ほど継続することで、効果を実感できる方が多いです。

改善方法3|ED治療薬で持続力をUPさせる

ED治療薬は、勃起不全(ED)の治療薬として知られていますが、早漏の改善にも効果が期待できる場合があります。陰茎への血流を増加させることで、勃起を維持しやすくし、射精までの時間を延ばす効果があります。

ED治療薬には主に「バイアグラ(シルデナフィル)」「レビトラ(バルデナフィル)」「シアリス(タダラフィル)」の3種類があります。それぞれ効き目が現れるまでの時間、効果の持続期間、硬さなどが異なるため、ご希望やライフスタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。

薬剤名 バイアグラ レビトラ シアリス
特徴 世界で最初に誕生したED治療薬として、高い信頼性 即効力があり、勃起の硬さも特に優れている 効果が長時間にわたってゆっくりと持続する
発現時間 30〜60分 15〜30分 30〜60分
持続時間 25mg:4時間ほど 50mg:5時間ほど 10mg:5~6時間 20mg:8~10時間 10mg:20~24時間 20mg:30~36時間
食事の影響 影響を受けやすい 影響を受けにくい 影響を受けにくい
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改善方法4|ダポキセチン(早漏治療薬)を活用する

早漏には、内服薬タイプの「ダポキセチン」という早漏防止薬が効果的です。セロトニンという神経伝達物質に作用し、過剰な興奮を抑えて射精までの時間を延長する効果があります。

もともとうつ病の治療薬として開発されましたが、使用中に射精時間の延長が確認されたため、早漏治療薬として再開発されました。ダポキセチンは、早漏に悩む方々が自信を取り戻し、より満足のいくセックスライフを送るための有力な選択肢となり得ます。

Dクリニックでは、このダポキセチンの処方が可能です。性行為の1〜3時間前に服用することで効果が発揮できますので、興味のある方はぜひ服用を検討してみてはいかがでしょうか。

ダポキセチンの
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今からでも実践できる!性行為中にできる早漏対策3つ

今からでも実践できる「性行為中にできる対策」を知っておくと安心です。ここでは具体的な対策を3つ紹介します。

対策1|前戯で時間を調整する

性行為において、前戯は心身ともにリラックスし、性的興奮を高めるための重要なプロセスです。早漏に悩む方は、前戯の時間を意識的に長めに取ることで、射精までの時間を稼ぐことができます。具体的には、以下のような前戯を取り入れると良いでしょう。

  • キスやハグ、愛撫など、お互いの体を優しく触れ合う
  • マッサージやフェイシャルなど、リラックス効果の高い行為を取り入れる
  • 性的興奮が高まるような会話や演出をする

対策2|厚手のコンドームを利用する

コンドームの中には、厚手のものや、性器の感覚を鈍らせる成分が含まれているものがあります。これらを利用することで、性器への刺激を和らげ、射精までの時間を延ばすことができるでしょう。

ただし、厚手のコンドームは、装着感が気になる場合や、パートナーとの一体感が損なわれる可能性があるという点に注意が必要です。「早漏用」の極厚コンドーム(0.09〜0.1mm程度)も販売されていますので、自分に合ったものを探してみましょう。

対策3|刺激を和らげる体位を選ぶ

性行為の体位を変えることで、ペニスへの刺激を調整できます。また、挿入の深さを浅くする、動きをゆっくりにするなども効果的です。

日常的にできる!早漏の予防方法

早漏でお悩みの方は、日々の生活習慣を見直すことで改善できる可能性があります。

予防法1|トリプトファンを意識的に摂取する

トリプトファンは、体内でセロトニンという神経伝達物質を作る材料となる必須アミノ酸です。セロトニンは、精神の安定や幸福感に寄与するだけでなく、射精のタイミングを遅延させる効果も期待できます。

トリプトファンは、肉類、魚類、大豆製品、乳製品、ナッツ類などに多く含まれています。これらの食品をバランス良く摂取することで、早漏の予防に繋がる可能性があります。例えば、朝食にヨーグルトとバナナ、昼食に鶏肉のソテー、夕食に豆腐と納豆を食べるなど、毎日の食事にトリプトファンを豊富に含む食品を取り入れてみましょう。

予防法2|骨盤底筋を鍛える

骨盤底筋は、膀胱や直腸、前立腺などを支える筋肉群です。この筋肉を鍛えることで、射精のコントロール力を高め、早漏の予防に効果が期待できます。骨盤底筋を鍛える運動として、前述したケーゲル体操が有効です。

他にも、ヒップリフトやスクワットも骨盤底筋を鍛えるのに効果があります。筋トレなど運動をしている方は、積極的にトレーニングメニューに追加してみてはいかがでしょうか。

予防法3|過度なストレスを解消する

過度なストレスは、自律神経のバランスを崩し、早漏の原因となることがあります。ストレスを解消するためには、適度な運動、十分な睡眠、趣味の時間などを確保することが大切です。

ウォーキングやジョギングなどの軽い運動を習慣化したり、好きな音楽を聴いたり、アロマを焚いたりしてリラックスする時間を作るのも良いでしょう。自分にあったストレス解消法を見つけて、心身ともに健康な状態を保つように心がけてみてください。

早漏は治療可能!男性のお悩みにDクリニック

Dクリニックは、「生涯現役」を目指す男性のために、性機能や男性更年期に生じる不調を総合的に治療するメンズヘルスクリニックです。経験豊富な医師が、患者様一人ひとりの症状に合わせて適切な治療薬を処方いたします。

全国6拠点(札幌・東京・新宿・名古屋・大阪・福岡)に展開しており、主要駅から徒歩5分以内で通院することが可能です。治療費が明確で、予約も取りやすいので、安心して治療を受けられます。また、男性看護師への事前電話相談も可能なので、受診前に不安がある場合は前もって解消することができます。

当院では、早漏防止薬の「ダポキセチンジェネリック60mg」を1錠1,500円(税抜)で処方可能です。他にも早漏のお悩みに対するさまざまなアプローチをご用意していますので、ED治療薬や早漏防止治療薬の服用を検討している方は、ぜひ一度ご相談ください。

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まとめ

早漏でお悩みの方は、決して少なくありません。原因は様々で、刺激に敏感な「過敏性早漏」、心理的な要因が関係する「心因性早漏」、加齢や体調が影響する「衰弱性早漏」の3つのタイプに分けられます。

骨盤底筋を鍛えるケーゲル体操やスクイーズ法は、自分で取り組める有効な方法ですが、ED治療薬や早漏治療薬といった医療的なアプローチも効果的です。また、性行為中の実践的な対策として、前戯の時間を十分に取る、厚手のコンドームを使用する、刺激を和らげる体位を選ぶなどの工夫も効果的です。

日常生活では、トリプトファンを含む食品の摂取や骨盤底筋トレーニング、ストレス解消を心がけることで、予防・改善につながる可能性があります。

早漏は、医師による適切な診断と治療法の選択により、より満足のいく性生活を取り戻すことが可能なので、一人で抱え込まず気軽に相談してみてください。