男性の性欲が減退するのはなぜ?性欲を高める方法とは
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このコラムのポイント
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男性の性欲減退の理由は加齢やストレス、疲労など様々な可能性がある
性欲を高めるためには食生活の改善や質の高い睡眠など規則正しい習慣が重要
男性更年期障害には専門的な治療が必要
「性欲が減ってきた」とお悩みの男性は実は大勢いらっしゃいます。男性としての自信を失くしたり、パートナーとの関係が悪化したりと、性欲の減退はさまざまな影響を及ぼします。では、一体なぜ性欲は減ってしまうのでしょうか。この記事では男性の性欲が減退する理由と性欲を高める方法についてお伝えします。
男性の性欲が減退する理由
まずは男性の性欲が減ってしまう6つの理由について見ていきましょう。
加齢による男性ホルモンの分泌量低下
男性の性欲が減る最大の原因は「加齢」です。性欲の源である男性ホルモン「テストステロン」は、20〜30歳をピークにその後どんどん分泌量が減少していきます。テストステロンが減少すると同時に性欲も減っていくのです。
また、テストステロンの分泌量には個人差があり、特に不健康な生活習慣の人は分泌量が少ない傾向にあります。そのため、20〜30歳がピークといわれていますが、それよりも若い頃からテストステロンの減少が始まることもあるのです。性欲の低下は40代や50代だけの問題ではなく、若くても起こる可能性があります。
ストレス
ストレスを感じると体内でコルチゾールと呼ばれるホルモンが生成されます。コルチゾールには血管収縮作用があり、陰茎の血流が悪くなることでED(勃起不全)に繋がるのです。
また、コルチゾールにはテストステロンの分泌量を減らしてしまう作用もあるため、性欲に大きな影響を与えます。
精神的な理由(抑うつ・不安など)
不安な気持ちを抱えているときや抑うつ症状のある方は、性欲が低下している可能性が高いです。性的な快楽を求める精神的な余裕がなくなり、常に心配事ばかり考えてしまいます。
また、抑うつ状態になるとあらゆることへの興味関心が薄くなってしまうため、性欲の低下にも繋がるのです。
疲労
疲労が溜まると一時的に性欲が下がることがあります。特に日本人は働きすぎといわれており、長時間労働や寝不足が当たり前になっていますが、エネルギー不足は性欲が減退する原因になるのです。
また、疲労が蓄積することでホルモンバランスが乱れ、自律神経にも影響を及ぼします。その結果性欲の低下にも繋がるのです。
マンネリ化
パートナーとのセックスがマンネリ化すると性欲が低下することがあります。一般的に、特定のパートナーがいない男性はテストステロン値が向上しますが、これは男性に備わるより多くの子孫を残そうという本能が関わっています。パートナーがいるとセックスアピールが不要になるため、テストステロンの分泌量減少に繋がるのです。
また、毎回同じような行為をしていると刺激に慣れてしまい、興奮しづらくなるケースもあります。
パートナーとはセックスができないけれどマスターベーションはできるという場合は、マンネリ化による性欲減退かもしれません。特に20〜30代の性欲低下はマンネリ化の可能性が高いでしょう。
薬の副作用
薬の副作用によって性欲が減退することがあります。性欲低下の可能性がある代表的な薬は下記の通りです。
- 前立腺がんの薬
- 前立腺肥大症の薬
- 中枢神経系作用薬(抗うつ薬、精神安定剤など)
- 降圧薬
- AGA(男性型脱毛症)治療薬
特定の薬を服用してから性欲低下を感じるようになった場合は医師に相談し、服用方法や薬の種類の変更を検討しましょう。
性欲を高める5つの方法
年齢とともに低下することの多い性欲ですが、日常生活の見直しによって高めることが可能です。ここでは簡単にできる性欲を高める対策を5つご紹介します。
食生活の改善
性欲に大きく影響するのが食生活です。まずはテストステロンの生成に繋がる「亜鉛」を積極的に摂取しましょう。牡蠣・レバーには亜鉛が豊富に含まれているためおすすめです。また、ビタミンB群は活力向上や性欲アップに働きかけます。豚肉やナッツ類にビタミンB群は多く含まれるため、日頃から意識して取り入れるようにしましょう。
質の高い睡眠
睡眠不足は疲れが取れず、ストレスホルモンのコルチゾール分泌量が増えてしまいます。コルチゾールの増加によってホルモンバランスが乱れ、性欲減少に繋がってしまうのです。
成人男性は目安として1日6〜8時間は眠るようにしましょう。また、寝る前のスマホ・PCは避け、自分に合う枕を使ったり寝具を新調したりして、質の高い睡眠を心がけましょう。
筋トレ
筋トレはテストステロンの増加に繋がるため、結果として性欲もアップするのです。特にスクワットは全身運動になるため、効率よくトレーニングができます。下半身の筋トレはED改善にも効果的と考えられているため、性欲が減ってきた方には特におすすめです。
ストレス解消
ストレスが溜まるとテストステロンにも影響を及ぼします。ストレスをゼロにするのは難しいため、うまく解消できる方法を見つけましょう。買い物をする・スポーツを楽しむ・ドラマや映画を見るなど、自分なりのストレス解消方法を探してください。
マンネリ回避
パートナーとのセックスがマンネリ化している方は、新しいことにチャレンジしてみるのもおすすめです。例えば場所を変える、プレイを工夫するなど、マンネリ回避にはさまざまな方法があります。まずはパートナーと話し合い、2人が納得できる方法を取り入れてみましょう。
男性の性欲減退は更年期障害が原因のことも
性欲が減ってきたと悩んでいる男性は多いですが、実は男性更年期障害が原因かもしれません。男性更年期障害は誰でも発症する可能性のある病気で、性的な不調だけでなく、心と身体の不調も引き起こしてしまいます。女性の更年期障害とは異なり自然に治らないケースも多く、発症していることに気づかないまま辛い毎日を過ごす男性も多いです。性欲減退の他にもやる気が出ない、記憶力が低下してきたといった症状のある方は、早めに専門のクリニックで相談するようにしましょう。
男性更年期障害とは
更年期障害といえば女性の病気というイメージをお持ちの方が多いですが、実は男性でも起こる可能性のある病気です。そもそも男性の更年期障害とはどのような病気なのか、症状や原因などについて詳しくお伝えします。
精神的な症状
- やる気が出ない
- 集中力の低下
- イライラ
- うつ
- 不安
身体的な症状
- 疲労感
- 筋力低下
- メタボリックシンドローム
- ホットフラッシュ(発汗・ほてり)
- 不眠
性的な症状
- ED
- 性欲減退
男性更年期障害では「精神的」「身体的」「性的」な3つの症状が現れ、やる気が起きない、男性らしい体型が崩れる、性欲がなくなるといった症状が出ます。周囲から理解を得るのが難しく、一人で抱え込む男性も多いです。あらゆる側面から日常生活に影響を与えるのが男性更年期障害の特徴といえます。
原因とメカニズム
男性更年期障害は、男性ホルモン「テストステロン」の分泌量が減少することで起こります。テストステロンは筋肉を増やして男性らしい体を作ったり、前向きな気持ちにしたり、性欲を高めたりと、さまざまな働きを持っています。
しかし、20〜30歳のピークを超えると男性ホルモンの分泌量は年々減少していき「男性らしさ」も損なわれてしまうのです。その結果、男性更年期障害を発症してしまいます。
男性更年期障害は専門外来で治療を受けましょう
男性更年期障害は男性なら誰にでも起こる病気です。しかし、いつから始まったのかわかりにくく、終わりのサインもないため、男性更年期障害と気づかずに苦しんでいる男性は大勢いらっしゃいます。
「なんとなくだるい」「やる気出ない」「性欲がなくなってきた」といった症状は男性更年期障害の特徴です。加齢とともにこれらの症状が出始めたら、早めにクリニックで相談しましょう。
男性更年期障害専門外来であれば、更年期特有の症状に精通した医師が対応してくれるため安心して相談できます。Dクリニックでも男性更年期専門外来をご用意しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
カウンセリング予約はこちら
Dクリニックの男性更年期障害治療とは
当院の男性更年期障害の治療について詳しくお伝えいたします。
男性更年期障害を総合的に診断する「男性力ドック」
<検査内容>
体組成計:身長・体重・体脂肪率・筋肉量・体水分量・BMI・腹囲・胸囲・首周り等
握力測定:筋力や運動機能を示すバロメーターとして測定
血液検査:男性ホルモン(テストステロン)を中心とした血液検査
超音波骨密度検査:かかとの骨による骨密度判定
PWV検査:血管年齢、動脈硬化度の検査
2D:4D検査:両掌のコピーを撮り、男性ホルモンとの関係性を診る
当院では男性更年期障害を総合的に判断するために「男性力ドック」を行っております。男性力ドックとは、男性更年期障害を「精神的」「身体的」「性的」な側面から数値化・評価する当院独自の検査方法です。
患者様のお身体の状態を詳しく検査し、不調の原因を突き止めることで、お一人おひとりに適した治療をご提案しております。
テストステロン補充療法
男性更年期障害の原因はテストステロンの分泌量減少です。体内のテストステロンを補うために「テストステロン補充療法」が選択されます。
テストステロン補充療法では注射や塗り薬でテストステロンを体内に取り込み、心身の不調を改善していきます。特に重症の男性更年期障害の方に用いられることが多い治療方法です。
なお、当院では「エナルモン注射(エナルモンデポー)」と「テストステロンクリーム(アンドロフォルテクリーム)」の2種類の治療方法でテストステロンを補います。
<エナルモン注射(エナルモンデポー)>
「エナルモン注射(エナルモンデポー)」はテストステロンを注射によって体内に取り込む治療です。副作用が比較的少なく、日本でも多くの男性に選ばれています。筋肉注射を3〜4週間に1回のペースで繰り返し受けていただきます。
<テストステロンクリーム(アンドロフォルテクリーム)>
「テストステロンクリーム(アンドロフォルテクリーム)」は塗り薬タイプのテストステロン補充療法です。注射よりも緩やかに作用し、手軽に使えるという特徴があります。
服薬療法
当院では4種類の内服薬や漢方薬をご用意しております。男性更年期障害の軽度〜中度の方に使用することが多く、症状に合わせて適した薬を処方いたします。
- マイスリー:寝つきが良くなる
- 補中益気湯エキス(ほちゅうえっきとう):疲れやすい体質の改善
- クロミッド:テストステロンの分泌促進
- ノベルジン:亜鉛不足の解消
ED治療
男性更年期障害の性的な症状の一つにEDがあります。当院では3つの方法でEDを改善していきます。満足いく性行為ができなくなった方はお気軽にご相談ください。
<ED治療機器(レノーヴァ)>
レノーヴァを陰茎に照射することで血管が新生され、血流が良くなりED改善に繋がります。EDの原因に直接アプローチできる治療方法です。
<ED治療薬(バイアグラ・レビトラ・シアリス)>
ED治療薬は性行為前に服用し、勃起の維持をサポートする薬です。薬によって効果が続く時間や陰茎の硬さが異なるため、患者様のライフスタイルやお好みに合わせて処方いたします。
<エレマックス>
Eremax(エレマックス)は当院が独自に開発したED治療薬です。タダラフィルとトンカットアリを組み合わせており「血管内皮機能の改善」と「男性ホルモンの増加」を目的としております。毎日服用することで男性更年期障害のさまざまな症状を緩和する効果が期待できます。性行為前に毎回薬を飲むのではなく、いつでも勃起できる状態に近づけたい方に適した薬です。
性欲減退が気になる方はDクリニックまでご相談ください
男性の性欲は年齢とともに減少する傾向があります。性欲減退はある程度仕方のないことですが、性欲が減ることで男性としての自信を失い、パートナーとの関係が悪化するなど、さまざまなトラブルに繋がることもあるでしょう。もっと元気でいたい、性生活を楽しみたいという方は、一度男性更年期障害の専門外来で相談してみるのがおすすめです。
当院では男性更年期専門外来をご用意し、患者様の心・身体・性に関するさまざまなトラブルを治療しております。年齢とともにお身体の不調を感じるようになった方は、まずはお気軽に当院までご相談ください。