EDには4つの原因がある〜年代別EDの原因と治し方とは〜
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このコラムのポイント
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朝立ちが減少していたらEDの初期サイン。40代以上は週1回あれば健康的!
ED原因は年齢で異なる!若年層は心因性、50代は生活習慣病による器質性が多い。
症状に合わせた治療が重要!薬物療法とレノーヴァ治療が可能なDクリニックを試してみて。
ストレス社会といわれる現代。精神的な重荷が心身両面に及ぼす影響は決して小さくはありません。時にそれはEDの原因にもなります。
「緊張しすぎてできない」「ストレスがたまって勃たない…」そんな経験をした方も多いのではないでしょうか。 今回は精神的な原因から起こるEDの症状と治療法について解説します。
EDの初期症状とは
目や耳から性的刺激が入ると、脳から神経を伝って「勃起しろ」という命令が陰茎に届きます。これが勃起の仕組みですが、どれか一つでも欠けるとED(勃起不全・勃起障害・インポテンス)になってしまうのです。
EDはセックスで勃起しない(立たない)ケースや、中折れしてしまうケースなどがありますが、セックスをしなくてもEDかどうかを判断することができます。それが「朝立ち(朝勃ち)」するかどうかです。朝立ちはどの年代にも当てはまる、EDの初期症状の判断基準といわれています。
朝立ちは勃起機能を維持するために体が自動的に行っているトレーニングで、性的刺激とは関係なく起こります。朝立ちの回数が減ってきたら、勃起機能が衰えてきていると考えてよいでしょう。目安としては、40代以上の男性で週に1回の朝立ちがあれば健康体だといえます。
ED治療の
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EDになる4つの原因
EDには主に4つの原因があります。それぞれ詳しくみていきましょう。
1.精神的な不安からくる「心因性ED」|20代〜40代に多い
精神的な不安やストレスが原因で起こるのが「心因性ED」です。仕事でのトラブルや夫婦関係など、さまざまなストレスによって脳からの情報伝達に支障をきたし、性的刺激が陰茎までうまく伝わらなくなります。
オナニーはできるけれどセックスのときだけ勃たなくなるといった場合は、心因性EDの可能性が高いです。また、心因性EDは20代〜40代男性に多いEDの原因だといわれています。
2.血管や神経のトラブルからくる「器質性ED」|50代に多い
器質性EDは、身体的なトラブルが原因で起こるEDです。よく知られているのは動脈硬化で、血管が硬くなって血流が悪くなると、血液が陰茎に十分に流れ込まなくなりEDになります。
また、脳腫瘍・脳外傷・脳出血・アルツハイマー病・パーキンソン病・脊髄損傷などの神経に関わる病気や、泌尿器科系の病気、陰茎海綿体の神経や血管を損傷するような外傷・手術が原因でEDを引き起こすことがあります。なお、器質性EDは身体的なトラブルが生じやすくなる50代の男性に多くみられます。
3.心因性と器質性の両方の要素を持つ「混合性ED」|50〜60代に多い
心因性EDと器質性EDの両方が原因で起こるのが混合性EDです。例えば、動脈硬化などが原因で器質性EDを発症し、パートナーから「情けないな〜」などの言葉をかけられ、それがトラウマとなり心因性EDを発症することがあります。
このように器質性EDと心因性EDを同時に発症しているケースが混合性EDです。複数の要因が混在して発症するEDのため、原因の特定が難しく改善にも時間がかかってしまいます。なお、混在性EDを発症するのは50代〜60代男性が多いです。
4.薬の影響からくる「薬剤性ED」
🫀 循環器系薬剤 | 降圧剤、利尿剤、血管拡張剤 |
🧠 精神神経系薬剤 | 抗うつ薬、向精神薬、睡眠薬、抗けいれん薬 |
💉 その他の薬剤 | 筋弛緩薬、麻酔薬、男性ホルモン抑制剤 |
特定の薬剤には副作用としてEDがあります。上記に当てはまる薬剤を服用している全ての方に副作用が生じるわけではありませんが、不安な方は医師に相談するようにしましょう。
生活習慣病がEDを引き起こすこともある
ED発症リスクを高める生活習慣病 | EDへの影響と対策 |
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🩸 糖尿病 | 血管や神経に障害を与え、勃起に必要な血流を妨げます。糖尿病患者の約半数がEDを経験すると言われています。 |
🫀 高血圧 | 血管の弾力性を失わせ、勃起に必要な血流増加を制限します。また、高血圧治療薬の一部にもED副作用のリスクがあります。 |
🍔 高脂血症 (脂質異常症) |
血管内に脂肪が蓄積し、動脈硬化を促進。陰茎への血流が減少し、勃起力の低下につながります。 |
🦶 高尿酸血症・痛風 | 血管内皮機能の障害を引き起こし、血管の炎症や酸化ストレスの増加によりEDリスクが高まります。 |
これらの生活習慣病の持病がある方は、EDを発症しやすくなります。食生活の偏りや運動不足などの日常生活を見直し、生活習慣病の予防・改善に努めましょう。
20代であれば生活習慣の見直しだけでもED改善に効果が見込まれますが、30代を過ぎると肥満や動脈硬化になりやすくなり、ED発症の可能性が高まってしまいます。その場合はED治療薬の服用も検討しましょう。
【年代別】EDの原因と治し方
次に、年代別に多いEDとその治療方法についてお伝えします。
20代のED特徴
20代に多いのは心因性EDで、ほぼ100%といっても過言ではありません。
性行為をうまく行おうというプレッシャーや経験不足による自信のなさ、性行為時の緊張によって性的興奮がうまく陰茎に伝わらず、EDを引き起こしてしまいます。オナニーは問題なくできるのに性行為になると勃起しなくなる、中折れしてしまうといったケースが多いのも特徴です。
20代の場合はED治療薬を服用して何度か性行為をすることで自信がつき、いずれ薬無しでもうまく性行為を行えるようになることが多いといえます。
30代のED特徴
30代は仕事でも責任あるポジションを任されたり、結婚や子育てなど家庭でのストレスも増えたりする時期のため、心因性EDを発症する方が多くいらっしゃいます。
ハードな仕事で心身ともに疲弊しているタイミングと子作りのプレッシャーが重なり、さらには睡眠不足によってもEDリスクが高まってしまうのです。
この場合はED治療薬の服用によって性行為を行えるようになるでしょう。なお、ED治療薬は子作り中に使用しても子供や妊娠に悪影響を及ぼすことはありません。
40代のED特徴
40代は仕事の忙しさがピークを迎える方が多く、勃起しなくなった理由を会社でのストレスだと考える方が多いです。
また、健康診断で生活習慣病の可能性が出てくる年代でもあり、血管の老化が始まっている可能性もあります。40代は心因性EDを発症していることが多いですが、器質性EDの可能性もゼロとは言い切れません。
心因性EDはED治療薬の服用が効果的ですが、器質性EDの場合はED治療薬や衝撃波によるED治療が適しています。
50代のED特徴
50代になると、全く勃起しないという方が増えていきます。精神的なストレスや動脈硬化などの病気、薬の副作用など、さまざまな要因が複雑に絡まり合うことでEDを発症しているケースが多いです。
また、性欲や陰茎への血流量をコントロールするテストステロン(男性ホルモン)が減少していくため、心因性・器質性・薬剤性・男性ホルモンの減少など、50代のEDの原因は多岐にわたります。
このような場合は、一時的な改善効果が見込まれるED治療薬の服用や、Dクリニックのレノーヴァ(衝撃波治療)を併用すると高い効果が期待できます。
60代以降のED特徴
60代以降のEDの原因は、50代のEDの原因に加えて血管の老化が含まれます。血管は弾力を失い拡張しづらくなるため、陰茎に十分な血液を流すことが難しくなります。
その結果EDとなります。60代や70代になると、生活習慣の見直しだけでは若い頃のような勃起力を取り戻すことはできません。
ED治療薬やDクリニックのレノーヴァ治療を積極的に活用するようにしましょう。男性としての自信を取り戻し、パートナーとの満足な関係を維持することが可能です。
もしかしてED?と思ったらDクリニックまでご相談ください
最近勃起しづらい、中折れするようになったなど、EDかもしれないと思ったらDクリニックまでご相談ください。当院にはED(勃起不全・勃起障害)診療があり、専門の治療をお受けいただけます。
EDは人に言いづらい悩みではありますが、実は多くの男性が抱えている悩みであり、決して恥ずかしいことではありません。ED治療薬や衝撃波治療によってEDを改善し、いつまでも満足のいく性生活を送りましょう。