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フェヌグリークの効果とは?テストステロンへの働きとテストサージ®・テストフェンとの違いを解説

このコラムのポイント

  • フェヌグリークはマメ科のハーブ。種子エキスに男性のテストステロンや体組成に関する研究があり、筋トレ層やミドル男性に注目されている

  • 研究で使われるのは「テストサージ®」「テストフェン」などの規格化された抽出エキス。なかでもテストサージ®はテストステロンと血流の両方で臨床データを持つ成分として注目されている

  • 体臭や消化器症状などの注意点はあるが、食品由来の成分として広く使われてきた

フェヌグリークは、カレーのスパイスとしても使われるマメ科のハーブ(和名コロハ)です。とくに種子には、男性のテストステロンや体組成に関する研究があり、筋力トレーニングをする人や中高年男性のあいだで注目されています。母乳の分泌や美容のサポートで知られる一面もあります。

ただし、効果として語られる多くは「テストサージ®」や「テストフェン」といった、種子から有効成分を取り出して濃さをそろえた抽出物(規格化エキスといいます)を使った研究によるものです。この記事では、フェヌグリークに期待される働きと、テストステロンとの関係、テストサージ®とテストフェンの違いと注意点まで、研究でわかっていることを順に見ていきます。

フェヌグリークとは、カレーのスパイスにも使うマメ科のハーブ

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フェヌグリークって、そもそも何ですか?
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編集部

マメ科のハーブで、和名は「コロハ」です。カレーのスパイスや健康食材として古くから使われ、種子が男性向けのサプリにも使われています。

フェヌグリーク(コロハ)は、地中海地方や中東、インドなどで古くから使われてきたマメ科のハーブです。種子(フェヌグリークシード)はカレーやスパイスミックスの材料になり、独特の甘い香りがあります。インドの伝統医学アーユルヴェーダでも用いられてきた歴史があり、近年は種子のエキスが健康食品やサプリメントに配合されています。

フェヌグリークに期待される効果は?

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男性に効果があると聞きました。具体的にどんな働きですか?
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編集部

規格化エキスを使った研究で、男性のテストステロンや体組成に関する報告があります。あわせて筋肉や血糖、女性では母乳のサポートでも知られています。

フェヌグリーク(とくに種子エキス)について報告されている主な働きには、次のようなものがあります。いずれも「必ず効く」というものではなく、研究で示唆されている方向性として捉えてください。

対象 報告されている働き
男性のテストステロン規格化エキスの研究で、テストステロンや体組成への働きが報告されている
筋力トレーニング運動と組み合わせた研究があり、テストサージ®ではトレーニング併用で筋力増強、体脂肪率減少が報告されている
性的関心規格化エキスの研究で、性的関心・性行為の頻度に前向きな変化が報告されている
血糖・コレステロール食物繊維が豊富で、食後の血糖やコレステロールに関する研究がある
女性母乳の分泌サポートのハーブとして使われてきた歴史がある

※サプリメントは医薬品ではなく、病気の治療・予防を保証するものではありません

フェヌグリークとテストステロンの関係は?

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テストステロンが上がるってことですか?
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編集部

「必ず上がる」とは言えませんが、規格化エキスを用いた研究で、テストステロンや体組成の変化に関する報告があります。あくまで研究段階の知見です。

テストステロンは、男性の活力や筋肉、気力に関わる男性ホルモンで、年齢とともに少しずつ低下していきます。フェヌグリークの規格化エキスを使った研究では、テストステロンや体組成に関する前向きな報告があります。

たとえばテストサージ®を使った研究では、トレーニングをする大学年代の男性がテストサージ®500mgを8週間とった研究で、プラセボ群と比べて遊離テストステロンが+178%、体脂肪率が224%減少という有意な変化が報告されています※1。またテストフェンを使った研究では、性的関心の指標で前向きな変化が報告されています※2

ただし、結果には研究ごとの幅があり、すべての人に同じ変化が出るわけではありません。テストステロンや体組成のサポートが期待される成分、という位置づけです。

※1 規格化フェヌグリークエキス500mgを8週間摂取した試験。「はっきりした差」は、統計的に有意な変化を指します(Wilborn C, et al. Int J Sport Nutr Exerc Metab. 2010;20(6):457-465. PubMed)。

※2 テストフェンを用いた性的関心に関する試験(Steels E, Rao A, Vitetta L. Phytother Res. 2011;25(9):1294-1300. PubMed)。

テストサージ®とテストフェンの違いは?

「テストサージ®」と「テストフェン」は名前も由来も似ていて混同されがちですが、開発元が異なる別ブランドです。どちらもフェヌグリークの種から作る規格化エキスですが、規格として揃えている成分の種類が違うため、研究データも大きく異なります。

なかでもテストサージ®は、テストステロンの増加に加え、血流向上機能・精子形成へのアプローチも報告されており、テストフェンには該当するデータがありません。アンチドーピング認証(Informed Ingredient®)もテストサージ®のみ取得済みです。

サプリを選ぶときは、テストサージ®とテストフェンのどちらが、どれだけ配合されているかを確認するとよいでしょう。

※研究で使われた量はテストサージ®が1日500mg、テストフェンが600mgです。

テストステロンと血流に働きかける注目成分テストサージ®とは

テストサージ®は、テストステロンと血流の2つの視点から研究されているフェヌグリーク由来の規格化エキスです。大学年代の男性が、トレーニングと並行してテストサージ®500mgを8週間とった研究では、プラセボ群と比較して遊離テストステロンが+178%、体脂肪率が224%減少という有意な変化が報告されています。

臨床試験におけるテストステロン値の変化
臨床試験における体脂肪率の変化

※サプリメントは医薬品ではなく、病気の治療・予防や身体機能の改善を保証するものではありません。研究は成分に関するもので、特定商品の効果を示すものではありません。

またテストサージ®には、テストステロンが女性ホルモン(エストロゲン)に変換されるのを防ぐ「アロマターゼ阻害」と、テストステロンがDHTに変換されるのを防ぐ「5αリダクターゼ阻害」の作用についても報告されています。増えたテストステロンが消費される前に守るという視点からも研究されている成分です。

さらにPDE-5(血管拡張を妨げる酵素)を阻害する作用も報告されています。PDE-5阻害は血管を拡張し、血液が十分に流れ込む状態を維持する働きで、勃起機能のサポートに関わる作用として知られています。天然由来の成分でありながら、テストステロンと血流の2つの視点からアプローチできる点が特徴です。

フェヌグリークの摂取量と副作用は?

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フェヌグリークを取り入れる際に気をつけることはありますか?
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編集部

食品由来の成分として広く使われてきましたが、体臭がメープルシロップのような甘い匂いになる、お腹がゆるくなることがあります。サプリは製品の表示量を守って取り入れてください。

摂取量は使う製品によって異なるため、表示されている目安量を守ってください。食品として広く使われてきたハーブですが、次のような点には注意が必要です。

  • 体臭や尿がメープルシロップのような甘い匂いになることがある
  • 下痢やお腹の張りなど、消化器の症状が出ることがある
  • 血糖を下げる作用が報告されているため、糖尿病の薬を飲んでいる人は医師に相談する
  • 子どもはサプリメントとして使わない

※ 血糖への作用に関するシステマティックレビュー・メタ解析(Shabil M, et al. Medicina. 2023;59(2):248. PubMed)。

まとめ

フェヌグリークは、カレーのスパイスにも使われるマメ科のハーブで、種子のエキスには男性のテストステロンや体組成に関する研究があります。研究で使われるのは「テストサージ®」「テストフェン」などの規格化エキスで、ブランドごとに設計も研究データも大きく異なります。なかでもテストサージ®はテストステロンと血流の両方で臨床データを持つ成分として注目されています。

体臭や消化器症状などの注意点はありますが、食品由来の成分として広く使われてきました。サプリで取り入れる場合は、臨床データを持つ規格化エキスが配合されているかを目安に選ぶとよいでしょう。テストステロンの低下が気になる場合は、医療機関で男性ホルモンを調べる方法もあります。

参考文献

  • 厚生労働省eJIM「フェヌグリーク(コロハ)」 https://www.ejim.mhlw.go.jp/pro/overseas/c04/20.html
  • Wilborn C, et al. “Effects of a purported aromatase and 5α-reductase inhibitor on hormone profiles in college-age men.” Int J Sport Nutr Exerc Metab. 2010;20(6):457-465. PubMed
  • Steels E, Rao A, Vitetta L. “Physiological aspects of male libido enhanced by standardized Trigonella foenum-graecum extract and mineral formulation.” Phytother Res. 2011;25(9):1294-1300. PubMed
  • Shabil M, et al. “Effect of Fenugreek on Hyperglycemia: A Systematic Review and Meta-Analysis.” Medicina (Kaunas). 2023;59(2):248. PubMed