早漏とはどんな状態?原因・種類・自分が当てはまるか確認する方法を解説
-
このコラムのポイント
-
早漏は日本人男性の約4人に1人が悩む疾患で、時間だけでなく「コントロールできないか」「苦痛を感じているか」で判断する
原因は心因性・過敏性・衰弱性の3タイプがあり、EDとの関連が背景に関係するケースもある
早漏は適切な治療で改善が期待できる疾患であり、Dクリニックでは内服薬がおすすめ
「最近、パートナーとの性生活で気になることがある」「自分は早漏なのかもしれない」そう感じながらも、誰にも相談できずにいる方は多いのではないでしょうか。
早漏は、男性の性機能障害のなかでもよく見られる症状のひとつです。正しい知識を持つことで、自分の状態を客観的に把握し、適切な対処につなげることができます。
この記事では、早漏の定義や種類、自分が当てはまるかどうかを確認する方法について解説します。
早漏とはどんな状態か
早漏とは、性行為中に自分の意図よりも著しく早く射精してしまう状態のことです。国際性機能学会(ISSM)は、以下の3つの条件をすべて満たす場合を早漏と定義しています。
- 挿入後、約1分以内(生涯型)、またはそれまでより著しく短くなり3分以内程度になる(後天型)
- 射精をコントロールできない、またはほとんどできない
- そのことで本人やパートナーが苦痛・悩み・フラストレーションを感じている
重要なのは、「時間」だけで判断するのではないという点です。たとえ挿入から3分以内であっても、射精をある程度コントロールできており、本人もパートナーも満足しているなら、早漏とは診断されません。逆に、時間的には平均的でも、コントロールできないことへの強い苦痛がある場合は早漏と判断されることがあります。
早漏は男性の性機能障害のなかでもよく見られる症状のひとつであり、「珍しい悩み」ではありません。
参考:ISSM「An evidence-based unified definition of lifelong and acquired premature ejaculation」(PubMed)
早漏は珍しい悩みではない
お悩み男性
編集部

日本性機能学会が実施した日本初の大規模全国調査(20〜79歳の男性37,485人を対象に実施し、性交体験が確認された5,331人を分析)では、早漏で悩んでいる割合は23.4%にのぼり、国勢調査の人口に当てはめると約910万人が早漏に悩んでいると推計されています。年齢別にみると20〜39歳が30%前後と高く、若い世代を中心に多い悩みであることがわかります。
また同調査では、早漏への悩みを抱えながらも実際に治療を受けた経験があるのはわずか4.8%にとどまることも明らかになっています。
「恥ずかしくて誰にも言えない」という方がほとんどですが、早漏は適切なアプローチで改善が期待できる疾患です。一人で抱え込まず、まずは正しい情報を知ることが大切です。
参考:日本性機能学会「早漏の実態が日本初の大規模調査で明らかに」/World Journal of Men’s Health
自分が早漏かどうか確認する方法
「早漏かもしれない」と感じたとき、どう判断すればよいのでしょうか。時間だけで判断できない理由と、自分でできるチェック方法を解説します。
挿入時間だけで判断しなくていい理由
「早漏かどうか」を判断するとき、多くの方が「何分以内なら早漏なのか」という時間の基準を気にします。しかし、前述のISSMの定義にもあるように、時間はあくまで判断要素のひとつに過ぎません。
たとえば、久しぶりの性行為や初めてのパートナーとのセックスでは、緊張や興奮から射精が早くなることがあります。これは生理的に自然な反応であり、「毎回そうなるわけではない」という場合は早漏と断定することはできません。
判断のポイントは、「ほぼ毎回」「どんなパートナーとでも」「コントロールできない」という状況が続いているかどうかです。自分とパートナー双方が満足できているかどうかも、重要な判断基準になります。
シチュエーション別の正常範囲はどのくらいか
多国籍研究では、挿入から射精までの中央値(IELT)は約5分前後とされています。ただし、この数値はあくまで目安であり、状況によって大きく異なります。

(一般社団法人日本性機能学会の全国調査を元に編集部作成)
日本性機能学会の全国調査でも、挿入から射精までの時間の分布が示されており、「挿入前に射精してしまう」と「1分未満」をあわせると5.1%にのぼることがわかっています。
参考:Waldinger et al.「A Multinational Population Survey of Intravaginal Ejaculation Latency Time」(PubMed)
| シチュエーション | 射精時間の傾向 | 早漏の可能性 |
| 初めてのパートナー | 緊張・興奮から早くなりやすい | 一時的なら低い |
| 久しぶりの性行為 | 慣れていないため早くなりやすい | 一時的なら低い |
| 緊張・プレッシャーがある状況 | 心理的要因で早くなりやすい | 継続するなら中程度 |
| パートナーを問わず毎回 | 状況に関わらず早い | 高い |
「いつも早い」「どんな状況でも早い」という場合は、早漏の可能性が高いと考えられます。一方、特定の状況のみで起きる場合は、心因性の要素が強い可能性があります。
早漏セルフチェックリスト
以下の項目に複数当てはまる場合、早漏の可能性があります。気になる方は医療機関への相談を検討してみてください。
- 挿入後、ほぼ毎回1〜3分以内に射精してしまう
- 射精のタイミングをコントロールできないと感じる
- パートナーが満足する前に射精してしまうことが多い
- 早漏のことが頭にあり、性行為中に不安やストレスを感じる
- 早漏が原因で性行為を避けるようになっている
- 特定のパートナーだけでなく、どんな相手でも同じ状況になる
早漏の種類と原因
お悩み男性
編集部
一口に「早漏」といっても、その原因は人によって異なります。臨床的には主に3つのタイプに整理されることがあり、タイプによって有効なアプローチが変わります。

心因性早漏とはどんな状態か
緊張・不安・パフォーマンスへのプレッシャーなど、心理的な要因が射精反射を早めてしまうタイプです。「うまくできるだろうか」「また早くなってしまうかも」という不安が、さらに早漏を引き起こすという悪循環に陥りやすいのが特徴です。
初めての性経験や新しいパートナーとのセックスで起きやすく、経験を重ねることで改善するケースもあります。カウンセリングや行動療法が有効なことがあるタイプとされています。
過敏性早漏とはどんな状態か
亀頭や陰茎が刺激に対して過敏に反応しやすい体質的・身体的な要因があるタイプです。包茎の方にみられることもあるといわれることがありますが、明確なコンセンサスがあるわけではありません。
局所麻酔スプレーや感度を調整するアプローチが選択されることがあります。治療は原因や背景に応じて選択されるため、医療機関での診察が重要です。
衰弱性早漏とはどんな状態か
加齢や運動不足、生活習慣の乱れによる骨盤底筋の衰えや血流低下が原因のタイプです。30〜50代以降に増えやすく、勃起力の低下(ED)を併発しているケースも少なくありません。
生活習慣の改善や、血流・筋力にアプローチする治療が選択されることがあります。
早漏の背景にEDが関係していることもある
早漏の原因は上記の3タイプだけでなく、ED(勃起不全)との関連が指摘されているケースもあります。勃起が不安定な状態が続くと、射精のコントロールにも影響が出ることがあり、両方の症状が重なるケースも見られます。
日本性機能学会の全国調査では、早漏とEDの強い関連性が報告されており、早漏に悩む方の背景にEDが関係しているケースが多いことがわかっています。EDが関係している場合は、両方を視野に入れて評価・治療することが重要です。
参考:日本性機能学会「早漏の実態が日本初の大規模調査で明らかに」
Dクリニックでは、低出力衝撃波を用いて血管新生を促し、血流改善を目指す「レノーヴァ治療」を導入しています。EDの根本原因へのアプローチを目的とした治療で、早漏の背景にEDが関係している場合には、改善につながる可能性があります。気になる症状がある場合は、お気軽にご相談ください。
※レノーヴァは保険適用外の自由診療です。
レノーヴァ治療について詳しく見る
早漏がパートナーや自分に与える影響
早漏は性行為中の問題にとどまらず、日常生活や人間関係にも影響を及ぼすことがあります。「たいしたことではない」と放置せず、どのような影響があるかを知っておくことが大切です。
自分への影響
射精コントロールへの不安から自信を失い、男性としての自己肯定感が低下することがあります。「また失敗するかも」という気持ちが性行為へのプレッシャーになるケースも少なくありません。
パートナーへの影響
パートナーが性的に満足できないことへの罪悪感が積み重なり、性行為を避けるようになることがあります。コミュニケーション不足につながることもあります。
放置リスク
日本性機能学会の調査では早漏とEDの関連性が報告されています。
パートナーはどう感じている?女性100人アンケート

(女性100人に実施した「パートナーの早漏vs遅漏に関するアンケート」より編集部作成)
編集部が女性100人に「パートナーの早漏と遅漏、どちらのほうがまだ許容できるか」を調査したところ、77%が「早漏のほうがまだマシ」と回答しました。理由としては「パートナーが興奮しているのが伝わる」「身体的な負担が少ない」「前戯やコミュニケーションで補える余地がある」といった声が挙がっています。
この結果は「早漏でも問題ない」ということではありません。ただ、必要以上に悲観することはなく、改善に向けて動くこと自体が前向きな一歩だということは覚えておいてください。
「恥ずかしいから誰にも言えない」という気持ちはよくわかりますが、早漏は適切なアプローチで改善が期待できる疾患です。一人で抱え込まず、まずは正しい情報を知ることが大切です。
早漏は改善が期待できる
お悩み男性
編集部
「早漏はずっと治らないのではないか」と不安に感じている方もいるかもしれません。しかし、早漏は原因のタイプに合ったアプローチをとることで、改善が期待できる疾患です。
心因性の場合はカウンセリングや行動療法、過敏性の場合は感度調整、衰弱性の場合は生活習慣の改善や医療機関での治療が選択肢となります。早漏の背景にはさまざまな要因が複合的に関係していることも多く、治療は原因に応じて個別に検討されます。
早漏治療薬ダポキセチンという選択肢

Dクリニック東京では、早漏治療薬ダポキセチン(Dapotron 60mg)を処方しています。ダポキセチンはSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)の一種で、セロトニンの量を増やすことで過剰な興奮を抑え、射精までの時間を延長する効果があります。
もともとはうつ病の治療薬として開発されましたが、使用中に射精時間の延長が確認されたことから早漏治療薬として再開発された経緯があります。現在はダポキセチンを主成分とする早漏治療薬が世界60カ国で使用されています。
お悩み男性
編集部
| 項目 | 内容 |
| 服用タイミング | 性行為の1〜3時間前に1錠 |
| 効果の持続時間 | 2〜5時間 |
| 食事の影響 | なし(食前・食後どちらでもOK) |
| 対象タイプ | 先天性・後天性どちらにも対応 |
| 料金 | 1錠1,650円(税込)+初診料3,300円(税込) |
| 対応院 | Dクリニック東京 |
※ダポキセチンは保険適用外の自由診療です。アルコールとの併用は避けてください。併用禁忌薬があるため、他の薬を服用中の方は必ず医師にお伝えください。
ダポキセチンについて詳しく見る
早漏に関するよくある質問
ここでは、早漏に関するよくある質問と回答を紹介します。
早漏は自然に治りますか?
心因性の早漏であれば、性経験を重ねることで不安が解消され、自然に改善するケースもあります。しかし過敏性・衰弱性の早漏は、原因が身体的なものであるため自然に改善することは少なく、早漏とEDは相互に関連しているケースも多いことが報告されています。「様子を見る」より、原因に合ったアプローチをとることが改善の近道です。
何科を受診すればいいですか?
泌尿器科やメンズヘルスクリニック、性機能専門外来が主な選択肢です。Dクリニックでは、患者さんのプライバシーに配慮し、安心してご相談いただける環境を整えています。Dクリニック東京では早漏治療薬ダポキセチンの処方にも対応しているため、薬による改善を希望する方もご相談いただけます。
早漏とEDは違いますか?
早漏は「射精のコントロールができない状態」、EDは「勃起できない・維持できない状態」であり、異なる症状です。ただし両者の関連性は日本性機能学会の調査でも報告されており、両方の症状が気になる方も少なくありません。早漏とEDのどちらも、Dクリニックにまとめて相談が可能です。
まとめ
早漏は、射精のタイミングをコントロールできないことで、本人やパートナーに苦痛が生じる状態です。日本人男性の約4人に1人が悩んでいるとされ、決して珍しい悩みではありません。原因には心因性・過敏性・衰弱性などさまざまな背景があり、EDとの関連が指摘されるケースもあります。まずは自分の状態を客観的に把握し、必要に応じて医療機関に相談することが大切です。
Dクリニック東京では早漏治療薬ダポキセチンの処方に対応しており、EDが背景にある場合にはレノーヴァ治療も選択肢に入ります。「恥ずかしくて誰にも言えない」と感じている方も、まずは男性看護師への無料電話相談から始めてみてください。






