男性力ドックとは?

このコラムのポイント

  • 男性更年期障害(LOH症候群)は『心』『身体』『性』の3つの側面に影響を与えるため、総合的なアプローチが必要である。

  • 「男性力ドック」では、他の病院では行われないような『心』『身体』『性』の側面を数値化し、現状や変化を詳細に調べることができる。

  • 検査内容には、体組成測定、血液検査(男性ホルモン量)、筋肉量、血管年齢、動脈硬化、骨密度チェックに加え、夜間睡眠時の勃起力を測定する「エレクトメーカー」など、幅広い項目が含まれている。

男性更年期障害(LOH症候群)には、『心』『身体』『性』の3つの自覚症状があります。『心(メンタル)』の部分だけなら精神科、『身体』であれば内科、『性』などの男性機能面であれば泌尿器科というふうに考えてしまいがちですが、実際はどれか一つだけ診てもらっても、根本的な治療や解決には至りません。

そこで当院では、現状に多少の不安を抱えている人が、気軽に検査や診断できる施設として、「男性力ドック」というのを設けています。ここでは、他の病院ではできないような『心』『身体』『性』を数値化して、現状や変化を調べます。

具体的には、身長や体重、体脂肪率、胸囲、腹囲などの体組成の測定から、血液検査では男性ホルモン量をチェック。また筋肉量や血管年齢、動脈硬化、骨密度などの男性ホルモンに関連するもの全てを検査。テストステロンに関係のある人差し指と薬指の長さも測り、総合的な視点でLOH症候群や健康状態をお調べします。

その中でも、特徴的なのが、夜間睡眠時の勃起力を検査する「エレクトメーカー」というもの。通常、男性は一晩で無意識に3,4回勃起しており、これで睡眠時の勃起度を測ることでEDの度合いがわかります。

この男性力ドックの結果をもとに、身体面での診察『メンズヘルス』と、精神面な診察の『メンタルヘルス』の両面から、総合的な診察を行い、男性更年期障害の改善をはかりっています。