男性更年期障害を予防するには?治療法について|特別インタビューPart2
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このコラムのポイント
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男性更年期障害の診断には、テストステロン値の測定と「男性力ドック」が必要
治療法としてはテストステロン補充療法が代表的で、通常月1〜2回の通院が必要
男性更年期障害の社会的認知度はまだ低いが、症状に気づいたら専門医に相談することが大切
Dクリニックの武田匡弘さんに、男性更年期障害についてのインタビューを行っていきます。
男性にも更年期障害が起こることを知っているだけで、原因不明の不調を改善する兆しが見えてくるかもしれません。
引用:Dクリニック「意外に自分では気がつきにくい男性の更年期障害。気になるその 症状とは…?」より。どれか気になる項目があれば、更年期障害かも?
今回のインタビューでは、男性更年期障害の診断から治療まで、そして予防法について詳しくお話を伺っていきます。
いろいろな角度から男性更年期をチェック
編集部
武田さん
編集部
引用:Dクリニック東京「男性力ドック」のコラムより。Dクリニックでは多様な診断が可能。
初回はおよそ90分
編集部
武田さん
ですから、朝は余裕を持ってきたほうがいいですね。どうしてもお時間がとれない方は採血だけ、あとの検査は別の日に分けるとかもできます。
編集部
武田さん
患者さま一人ひとりの症状や背景に応じて、骨密度や筋肉量、血管年齢などの検査を組み合わせ、総合的に判断することが必要なんです。
男性ホルモンを補充!?
編集部
武田さん
注射でテストステロンを補います。テストステロン補充をすることで、症状を改善することを目的としています。
編集部
武田さん
治療は月に1〜2回!Dクリニックなら土日も受付OK
編集部
武田さん
ホルモン補充の場合は、その人の症状とか採血の結果をみながら内服薬に切り替えていくなどします。平日にお越しいただくことが忙しい方は、土日に受診することをおすすめします。
治療に加え、生活習慣の改善が肝!
編集部
武田さん
編集部
仕事をしていると十分な睡眠時間を確保するのが難しい人も多い気がしますが……
武田さん
休日に寝溜めする方もいらっしゃいますが意味がないです。皆さん、お忙しいとは思いますができるだけ毎日の生活リズムを整えることが重要です。
余談ではありますが、必要以上に長い睡眠(9時間以上)は認知症(アルツハイマー病)の発症リスクを高めるという報告もあるのでおすすめできません。
アルツハイマー病は脳内にアミロイドβが異常に蓄積することで起こると考えられています。健康な人でも脳内にアミロイドβができますが、睡眠をとっている間に、脳内に蓄積したアミロイドβなどの老廃物を排出するシステムがあります。この排出システムは深い睡眠時に効率的に働きます。
睡眠時間が長いのは一見良いことのように思えますが、かえって睡眠の質が低下し、アミロイドβを効率良く脳から除去することができなくなってしまうそうです。
参考:とっとり認知症ポータルサイト「睡眠と認知機能の関係
~長時間の睡眠や昼寝のし過ぎはNG~」より
改善には6ヶ月以上かかると覚悟しよう
編集部
武田さん
定期的に受診する必要があるので、パートナーにも病気について理解してもらうことが大切だと思います。打ち明けるのは恥ずかしいかもしれませんが。
編集部
若いうちから血中テストステロン値の測定をしておこう
編集部
武田さん
男性更年期を理解し、自分の体の状況を把握しておくことで、若いころから生活習慣の見直しや治療を始められるので、症状の進行を防げる可能性がありますからね。
編集部
武田さん
社会的認知度はまだ低い
引用:厚生労働省「更年期症状・障害に関する意識調査」
編集部
武田さん
女性は婦人科がありますから、不調を感じたときに相談しやすいです。しかし男性にはそういった不調の際、受け皿がないですよね。この実態から分かる通り、男性の更年期障害に関する認知は10年20年遅れていると言われています。
編集部
武田さん
そういった背景から私は「なんか具合が悪いからDクリニックに行こうかな」と思っていただける文化を作りたいと思っています。
EDの根本治療ならレノーヴァ
編集部
武田さん
実際のレノーヴァ。医療脱毛のマシンのように、筐体からアプリケーターが伸びていて、アプリケーターを陰茎に当てて治療するとのこと。
編集部
武田さん
陰茎と陰茎の根本の、左右にそれぞれ900回。合計3,600回の衝撃波を当てます。すると、血管の再生が促され、新しい血管を生成します。そうすることで海綿体への総血流量を増やし、勃起障害を改善します。
指でトントンと叩くくらいの強さで振動を与えるので、痛みが少ない治療です。脱毛のように、麻酔も使うこともありません。
また、全世界でも使われていて、臨床での効果も学会で発表されている治療法です。論文化されいろいろなジャーナルに掲載されているのでインターネットで調べれば効果を見ることができます。
レノーヴァ(RENOVA)による新血管生成メカニズム。総血流量を増やすのが目的とのこと。
武田さん
引用:Dクリニック「ED治療」より
編集部
男性更年期障害かもと思ったら抱え込まずに相談
編集部
武田さん
適切な治療とセルフケアを続けることで、症状を改善することもできますので、モヤモヤした不調を感じたら、一人で抱え込まずに専門医に相談することをおすすめします。
編集部
武田さん、貴重なお話をありがとうございました。
武田さん
男性更年期について、少しでも理解を深めていただければ嬉しいです。