男性更年期と心の症状
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このコラムのポイント
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男性更年期では、テストステロン減少によりイライラやうつ状態などの心の変化が起こります。
不安、集中力低下、やる気の喪失など、様々な心の症状が日常生活に影響を与えます。
うつ病と似た症状が出ることもあるため、専門外来での適切な診断と治療が重要です。
男性更年期と心の症状
更年期の症状の中で、本人だけでなく周囲も気がつく変化のひとつがイライラとしたり、うつ状態になったりという「心」の変化です。こういったイライラするとう症状は女性の更年期というイメージがありますが、男性の更年期でも同じような心の変化がおきます。
- 理由はわからないが不安感がある
- ささいなことで周囲に当たってしまう
- パニックになりやすい
- 夕方、急に眠くなることがある
- 趣味やスポーツをするのが億劫になった
男性の更年期によって、テストステロン(男性ホルモン)値は低くなります。テストステロンには、抗うつ薬と同じように「一酸化窒素(NO)」を作り出す効果やストレス軽減効果といった共通点があるため、この値が低くなる=イライラも多くなるということです。
テストステロン値が低いとうつになりやすいという研究結果も出ています。脳にはこれまで経験してきた恐怖や悲しみをストックしている扁桃体と呼ばれる部分があります。この扁桃体には、男性ホルモンとストレスホルモンである副腎皮質ホルモンのコーチゾールが作用します。
普段、男性ホルモンは扁桃体にしっかりと蓋をしているのですが、男性ホルモンが減ってコーチゾールが増えると、この蓋が開いて不安や悲しみが忍び寄ってくるのです。また、男性ホルモンは眠りを深くする作用があるため、減少するに従い、良質な睡眠が妨げられる結果となります。
具体的な心の症状について
イライラする
食欲の変化
- 食が細くなった
- 気付かないうちに体重が減っている
- 極端に食欲が増加した
不眠
- 寝付きが悪い
- 夜中にしばしば目が覚める
- 朝早く目覚めすぎてしまう
- 夕方、急に眠くなることがある
集中力がない
- 仕事のミスが増えた
- 何かを決断することが難しくなった
- 同じ仕事をするのに今までより時間がかかってしまう
- 物忘れが多くなった
やる気がない
- 今まで楽しみだった趣味やスポーツをするのが億劫になった
- 何に対しても無気力になった
- 何かをするとき無理に奮い立たせないとできない
イライラする
- 不機嫌なことが多い
- ささいなことで周囲に当たってしまう
不安
- 自分のピークは過ぎたと感じる
- パニックになりやすい
うつ
- ほとんど一日中、憂うつな気分が続く
- 自分に価値がないと感じたり、罪悪感を感じたりする
- 自分を傷つけたり、死んでしまうことを考えてしまう
- 最近、笑っていない気がする
うつ病ではなく男性更年期かも!?
食欲の変化
食欲の変化
- 食が細くなった
- 気付かないうちに体重が減っている
- 極端に食欲が増加した
不眠
- 寝付きが悪い
- 夜中にしばしば目が覚める
- 朝早く目覚めすぎてしまう
- 夕方、急に眠くなることがある
集中力がない
- 仕事のミスが増えた
- 何かを決断することが難しくなった
- 同じ仕事をするのに今までより時間がかかってしまう
- 物忘れが多くなった
やる気がない
- 今まで楽しみだった趣味やスポーツをするのが億劫になった
- 何に対しても無気力になった
- 何かをするとき無理に奮い立たせないとできない
まずはご相談から!男性の更年期専門外来で元の自分を取り戻しましょう!
男性の更年期専門外来とは
男性更年期専門外来では、男性が充実した日々を送るための治療に取り組んでいます。男性更年期の症状を軽減するために、メンズヘルスメディカルでは東京・大阪のクリニックをご紹介しています。
- 男性ホルモン検査を行い、総合的に判断します
- 身体面とメンタル面、両面からの診察を行います
- 治療は数カ月に1回。頻繁に通う必要はありません
- 費用面のお問い合わせ、ご相談も承っています
- ホルモン補充療法を正しく行うクリニックです