緊急解明。『AGA治療』と『男性ホルモン治療』は両立するか!?
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このコラムのポイント
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AGA治療と男性ホルモン治療は、一見相反するように思えますが、実は両立が可能です。
フィナステリド(プロペシア)は、テストステロンを悪玉に変える酵素を阻害する薬です。
専門医の指導のもと、適切に治療を行えば、男性ホルモン補充と薄毛予防の両立ができます。

『AGA(エージーエー)治療』と『男性ホルモン治療』。2つの治療が「両立」可能かどうか、男性医療を語る上でよく議論されるテーマのひとつです。
現在AGA治療をおこなっている方はもちろん、AGA治療はおこなっていないけどなんとなく気になる方も多いのでは。既に自己流で色々調べた結果、自分なりの解釈をされている方もいるかもしれませんね。そんなメンズヘルス史上、最も悩ましいテーマの真相に、ココでは迫りたいと思います!
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まず、2つの治療のおさらいから。
1:知っていそうで知らない『AGA治療』
AGAとは、「Androgenetic Alopecia治療」の略です。日本語では「男性型脱毛症治療」の意味で、数ある脱毛症の中の1つ「男性型脱毛症」の改善を指します。※誤解されがちですが、男の薄毛=すべてAGAではありません。あくまでAGAとは、ひとつの脱毛症タイプのことなんですよ。
『AGA治療』では専門クリニックの医師によるメンタルケア・生活習慣の指導も行いますが、中心は“飲む育毛剤” 「フィナステリド(プロペシア)」の処方です。このお薬は、男性ホルモン“テストステロン”が悪玉へ変わるのを阻止することで薄毛を予防します。
“テストステロン”が多ければ、変数的に“悪玉ホルモン”発生と薄毛のリスクが高まってしまうのはご承知のとおりです。そして・・・
2:その名の通り『男性ホルモン治療』
医師による男性ホルモン“テストステロン”の補充と生活改善サポートで、体の外と内から男性の元気を取り戻す治療です。
“テストステロン”の補充
↓
“テストステロン”がたくさん
↓
“悪玉ホルモン”がたくさん・・・
↓
え?薄毛になっちゃう?
・・・そうです! 『男性ホルモン治療』で“テストステロン”補充を行なって元気は取り戻せるのはイイけど、それが原因で今度は薄毛になっちゃうんじゃない?!という恐怖感がココで生まれてしまいます。
げっそり…だけど髪はフサフサ!ギンギンアグレッシブ!…でも、薄毛。
男性にとって、超究極の選択じゃないですか?やっぱり「両立」はムリ?…と思ったら!?
実は…!『AGA治療』と『男性ホルモン治療』は両立できるのです。
カギとなるのが、先にも述べた『AGA治療』で活用中の “世界初の飲む育毛剤”「フィナステリド(プロペシア)」となります。これは、アメリカの製薬会社が開発し、現在約60カ国で承認されており、日本では2005年に販売を認められた比較的新しい医薬品です。
この薬の素晴らしいところは、男性ホルモン“テストステロン”自体に働きかけるのではなく、“テストステロン”を悪玉に変える「酵素」に作用する点。(“テストステロン”そのものは何ら悪くないのであります)だからこそ『男性ホルモン治療』でも“テストステロン”補充と一緒に投与できます。
“テストステロン”値がアップしても「フィナステリド(プロペシア)」の働きで悪玉になるのは阻止されるので、『男性ホルモン治療』が直に薄毛へつながる心配はなくなりました。
まさに悩めるオトコの救世主ですね。日本では現在販売を許可されている医薬品ですが、きちんと専門医師にアドバイスを受けることが大切です。かならず医師に相談してくださいね。