男性更年期障害の治療法4選!主な症状や治療を受ける際の注意点も解説
-
このコラムのポイント
-
男性更年期障害は加齢に伴うテストステロン(男性ホルモン)の減少が原因。
主な症状は身体的症状(疲労感・筋力低下・発汗など)、精神的症状(不安・うつ・イライラなど)、性機能の症状(性欲減退・EDなど)の3つ。
主な治療法は、漢方薬や抗うつ薬などの服薬療法、テストステロン補充療法、レノーヴァ、エレマックスなど。
男性の更年期障害は、加齢に伴う男性ホルモン(テストステロン)の減少によって引き起こされます。日本では多くの方が自覚症状を持ちながらも診断や治療を受けていないのが現状です。「歳のせいだから仕方ない」と諦めている方もいるかもしれませんが、適切な治療を受けることで症状は改善できます。
この記事では、内服薬や漢方薬、テストステロン補充療法、更年期性EDの根本治療「レノーヴァ」、そして毎日服用タイプの治療薬「エレマックス」など、様々な治療法を紹介します。男性更年期の症状にお悩みの方は、ぜひクリニックでの治療を検討してみてください。
男性更年期障害(LOH症候群)の治療法
更年期障害というと女性の病気というイメージがありますが、近年では男性でも発症することがわかってきています。自分でも更年期障害を発症していることに気づかない場合もあり、原因不明の不調に悩む男性も少なくありません。
潜在的な患者数はおよそ600万人とも言われていますが、そのほとんどは診断も治療もされていないと考えられています。男性更年期障害の治療法は、症状やテストステロン値の減少具合によって様々です。
ここでは、クリニックで主に行われる男性更年期障害の治療法を4つ紹介します。
来院予約する
治療方法1|漢方薬や抗うつ薬、睡眠薬など

男性更年期障害の治療では、まず、症状に合わせて漢方薬や抗うつ薬、睡眠薬などを処方することがあります。
漢方薬は、体のバランスを整え、自然治癒力を高めることで、男性更年期障害の症状を改善する効果が期待できます。体への負担や副作用のリスクが少なく、持病があるなどの理由でテストステロン(男性ホルモン)補充治療ができない方にも適した治療法です。

当院では、「補中益気湯エキス(ほちゅうえっきとう)」と呼ばれる漢方薬を主に処方しています。気力や体力がない、食欲がない、だるいなどの症状がある方に適しており、男性更年期障害の「疲れやすい」という症状に有効です。
また、抗うつ薬は、抑うつ気分や不安感を軽減する効果があり、睡眠薬は、不眠症の改善に役立ちます。これらの薬は、男性ホルモンの分泌を直接的に増やすわけではありませんが、症状を和らげ、QOL(生活の質)を向上させるために用いられることが多いです。
当院では、睡眠導入剤の「マイスリー」と亜鉛不足を補う「ノベルジン」という薬を主に処方しています。
服薬療法を
詳しく見る
治療方法2|テストステロン補充療法

テストステロン補充療法は、男性ホルモンであるテストステロンを体内に補給する治療法です。テストステロンの値が低い場合に行われ、注射や塗り薬など様々な方法があります。
テストステロンを身体に補給することで、加齢や病気によるテストステロンの低下に対応することができます。当院が提供しているテストステロン補充療法は以下の3種類です。
テストステロン注射 (エナルモンデポー) ![]() |
副作用は比較的少なく、多くの医療機関で採用されている信頼性の高い治療法です。確実な投与が可能なことから、多くの患者さんに選ばれています。 |
テストステロンクリーム (アンドロフォルテクリーム) ![]() |
皮膚から吸収させるタイプの外用薬です。注射と比較すると効果の発現は緩やかですが、身体への負担が少ないのが特徴です。 |
テストステロンGEL
![]() |
皮膚から吸収させる外用薬です。塗布部位による吸収量が高く、特に陰嚢への塗布は前腕内側と比べて約42倍もの吸収量があるとされています。 |
市販で売られているホルモン剤もありますが、男性ホルモン補充治療は副作用などのリスクも考慮して行う必要があります。検査や医師の診断のないまま使用するのは大変危険ですので、自己判断で使用せず病院に相談しましょう。
テストステロン補充療法を
詳しく見る
治療方法3|更年期性ED根本治療なら「レノーヴァ」

レノーヴァは、低強度の衝撃波を陰茎に照射することで、血管を新生させ、血流を改善する治療法です。更年期性EDは、加齢とともに血管が老化し、血流が低下することがEDの原因の一つと考えられています。
レノーヴァは、この血管そのものを若返らせることで、EDの根本的な解決に効果的です。レノーヴァ治療のメカニズムは以下のとおりです。

レノーヴァは、男性器に衝撃波を当てることで、EDの根本的な問題である血流不足に直接アプローチし、勃起機能を回復する助けとなります。低出力の衝撃波を男性器に照射することで血管を新生し、男性器に送り込まれる血流を増やすことでEDを改善するのです。
下記の動画で実際に施術を受けている様子を見ることができます。
レノーヴァを
詳しく見る
治療方法4|毎日服用タイプの治療薬「エレマックス」

「エレマックス」は、Dクリニックが独自に開発した男性更年期障害の症状改善を目的とする薬剤です。低用量のタダラフィル(シアリスの有効成分と同じ)と高配合のトンカットアリで、ベースとなる男性力をアップすることができます。
全国6拠点(札幌・東京・新宿・名古屋・大阪・福岡)に展開しているDクリニックで処方が可能です。30日分の30カプセルが8,800円。初回限定価格なら25%OFFの6,600円でお求めいただけますので、興味がある方はぜひ一度ご相談ください。
エレマックスの
詳細を見る
男性更年期障害の主な症状

男性更年期障害は、加齢とともに男性ホルモンの分泌量が減少することで様々な症状が現れます。上記画像のデータによると、最も多く見られる症状は「集中力の低下」で44.3%の方が経験していました。続いて「無気力」が43.8%、「不眠」が37.6%と高い割合を示しています。
主に身体的な症状、精神的な症状、性機能の症状に分けられ、その程度や種類は人それぞれ異なります。
身体的な症状(疲労感・筋力低下・発汗など)
身体的な症状として、慢性的な疲労感や筋力の低下を感じることがあります。例えば、以前は簡単に登れていた階段が息切れするようになったり、重い荷物を持つのが辛くなったりするケースです。また、寝汗やほてりといった発汗の症状も現れることがあります。
【代表的な身体症状】
- ホットフラッシュ(ほてり・のぼせ・多汗)
- 筋肉痛
- 関節痛
- 腰痛
- 筋力の低下
- 動悸・息切れ
- 肥満
- 不定愁訴
精神的な症状(不安・うつ・イライラなど)
精神的な症状としては、不安感や抑うつ気分、イライラしやすくなるといった変化が見られます。例えば、些細なことでイライラしたり、集中力が低下したり、以前は楽しめていた趣味に意欲がわかなくなったりすることがあります。
【代表的な精神症状】
- うつ症状
- イライラ
- 疲労感
- 集中力の低下
- 不眠
性機能の症状(性欲減退・EDなど)
性機能の低下も男性更年期障害の代表的な症状です。性欲が減退したり、勃起しにくくなる(ED)といった症状が現れることがあります。これらの症状は夫婦生活の質を低下させる可能性があります。
【代表的な性機能症状】
- 勃起障害
- 射精障害
- 性欲の減退
- 頻尿
治療の前に男性ホルモン値測定による男性更年期障害の検査を受けよう!

男性更年期障害の診断は、問診、身体診察、血液やホルモンの検査によって総合的に行われます。メンズヘルス専門のDクリニックでは、「男性ホルモン値測定」という検査を実施しており、男性力に関する多面的な診断をしてもらうことが可能です。
甲状腺機能低下症や糖尿病なども、男性更年期障害と似た症状を引き起こすことがあるため、治療の前に問診や身体診察と合わせて総合的に判断する必要があります。結果を考慮し、ホルモン補充療法や服薬療法など、患者様にあった治療法での改善をご案内します。
原因不明の不調に悩んでいる方や、男性としての自信がなくなってきた方、男性更年期障害かもしれないと感じている方は、ぜひDクリニックの「男性ホルモン値測定」を受けてみてください。
男性ホルモン値の
測定をする
男性更年期障害の治療における注意点2つ
男性更年期障害の治療において注意すべき点を2つ紹介します。
注意点1|治療効果が出るまで継続する
男性更年期障害の治療効果が現れるまでには、時間がかかる場合があります。例えば、テストステロン補充療法を開始した場合、数日で効果を感じる人もいれば、3〜6ヶ月程度かかる場合もあります。
すぐに効果が出なくても、諦めずに医師の指示に従い、根気強く治療を継続することが大切です。焦らずに、根気強く治療を続けることが重要です。
注意点2|定期的な検査と医師の指導のもとで治療を進める
男性更年期障害の治療は、定期的な検査と医師の指導のもとで進めることが重要です。自己判断で治療を中断したり、方法を変えたりすると、症状が悪化する可能性があります。
治療中は医師の指示に従い、自己判断で薬の量や服用方法を変更しないようにしましょう。また、副作用が現れた場合は、すぐに医師に相談してください。
男性更年期障害は治療できる!Dクリニックへ相談しよう

男性更年期障害は、加齢とともに男性ホルモンであるテストステロンが減少することで起こる症状です。身体的な症状としては、疲労感、筋力低下、発汗などが挙げられます。精神的な症状としては、不安、うつ、イライラなどがあります。また、性機能の低下として性欲減退やEDなども見られます。
男性更年期障害の治療法は主に、症状を抑えるための内服薬や漢方薬の服用、テストステロン補充療法、更年期性EDの根本治療「レノーヴァ」、毎日服用するタイプの治療薬「エレマックス」などがあります。
治療を受ける際には、効果が出るまで根気強く継続することが大切です。また、自分の症状に合った治療法を選ぶことも重要です。
Dクリニックは、「生涯現役」を目指す男性のために、性機能や男性更年期に生じる不調を総合的に治療するメンズヘルスクリニックです。経験豊富な医師が、患者様一人ひとりの症状に合わせて適切な治療薬を処方いたします。
男性更年期の他にも、男性特有のお悩みに対するさまざまなアプローチをご用意していますので、ぜひ一度ご相談ください。